研究では、32人の患者を対象にPCR検査で陽性が確認された14日から21日後に採取された血液サンプルが用いられた。
その結果、すべての感染者に中和抗体が産生されていたことが確認され、中でも50歳以上と以下を比べると、50歳以上の人の抗体価が高いことがわかった。さらに中和抗体は診断後16週間経過した時点でも血液中に残っていたことが確認されている。
また高齢者の中和抗体がデルタ変異株のSタンパク質とACE2受容体との相互作用を阻害する能力を測定したところ、高齢者の中和抗体の方が防御力が高いことがわかっている。
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