新型コロナウイルス

英国保健当局、早期に3回目のワクチン接種推奨=インデペンデント紙

英国公衆衛生庁の戦略計画責任者、スーザン・ホプキンス博士は、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けても死亡するケースがあるのはなぜかを説明した上で、リスクグループの市民に3回目の接種を受けるよう呼びかけた。インデペンデント紙が報じている。
この記事をSputnikで読む
ホプキンス氏によると、2回のワクチン接種を完了した高齢者あるいは慢性疾患をもつ人は、ワクチンの効果が下がりCOVID-19で死亡しているという。数多くの研究から、コロナワクチンの効果は2回目の接種から5-6カ月で弱まることが証明されている。

ホプキンス氏は、高齢者の死亡については、国民の約5%がワクチン接種を完了していないことに関係していると語る。英国政府は、コロナによる死亡者の大半がワクチン接種未完了者だとしつつも、ワクチンの効果が下がったことで接種完了者の中でも入院・死亡数が増加していることに懸念を抱いている。
新型コロナウイルス
研究者が針を使用しない予防接種ロボットを開発
ホプキンス氏は、コロナワクチンの効果が弱まる速度は、リスクグループではより速いとし「あなたが30歳の健康な人間なら2回のワクチンはより長い期間、あなたを守ってくれるでしょう。これができるだけ早く3回目の接種を受けなければならない理由です」と指摘している。
関連ニュース
シンガポール政府、ワクチン未接種者のコロナ治療費負担を停止 12月8日から
英国、11月22日からWHO承認のワクチンを緊急使用リストに追加 中国製含む
コメント