インドで約90人が不治のウイルスに感染

インドのウッタル・プラデーシュ州の町カーンブルで地元の医師らによってジカウイルス感染症(ジカ熱)の症例が89件確認された。ジカウイルス感染症やそれに関連した症状の治療法は世界保健機関(WHO)のデータでは現在、存在していない。地元NDTVが報じた。
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NDTVの報道によれば、最初の感染が検出されたのは10月23日で児童17人と妊婦1人が含まれていた。
カンプール州の行政当局は、ジカウイルスの感染者が出た地域で、現在、集団検査が実施されていると発表している。
ジカウイルスは主にウイルスに感染したネッタイシマカを中心とするヤブカ属の蚊に吸血されることで感染する。この蚊はデング熱(デングウイルス)、チクングニア熱、黄熱も媒介する。ジカウイルスの感染者の約80%は無症状であるものの、発熱や体の痛みを伴ったり、中には先天性の障害を起こしたり、免疫系が体の神経を攻撃する病気に罹る場合もある。
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