同サイトによれば、開発されたロボットにより、患者は医療スタッフが足りない巡回ポイントでワクチン接種を受けることが可能となり、また、パンデミックでもこうしたポイントを増やすことが可能だとエンジニアが強調しているという。さらに、注射器と針を使用しないこのロボットは、注射が怖いと感じる患者のストレスを取り除くことになる。
ロボット「Cobi」は、患者のガジェットを使用して登録を行い、接種後に3Dセンサーを使って接種者の位置を特定する。「LiDAR」(光検出と測距)技術を使うことで、マニピュレータは、人工知能(AI)が加工した人体の立体画像を創作する。マニピュレータによりロボットは、必要なワクチンの数量を用意し、その後、適切な場所で予防接種を行う。
専門家は、新しいロボットは、医療機関スタッフの日常業務を妨げることなく、新型コロナウイルスのワクチン接種の実施に役立つことになると考えている。
アシスタントロボットは、新型コロナウイルスのパンデミックが収まらない中で、2年間に渡りギリギリの状況で働いている医療スタッフの業務を間違いなく軽減する。通信社「スプートニク」は以前、新型コロナウイルスによる世界の死亡者数が500万人に達し、増加が続いていると報じている。
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