米国がOPECに原油供給の増加を要請=ホワイトハウス

米国政府はOPECプラスに対し、原油の供給量を増加させるよう要請すると同時に、価格の引き上げを阻止するため独占禁止法を扱う組織と連携している。ホワイトハウスのカリーヌ・ジャン=ピエール首席副報道官が表明した。
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ジャン=ピエール報道官は9日のブリーフィングで次のように発言した。
我々は違法な価格設定の撲滅に向けて連邦取引委員会と連携を取っているほか、供給量の増加をテーマにOPECプラスの加盟国、及び関連組織と交渉している。
米国ではガソリン価格が2014年以来の最高値に達している。連邦議会の上院議員ら(民主党)は先に ジョー・バイデン大統領に書簡を送った中で、国内で生産されている原油の輸出を禁止し、戦略的原油の貯蔵庫からの供給を開始するよう要請した。
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ブリーフィングの中でジャン=ピエール報道官は、OPECに供給量を増加するよう要請し、状況をモニタリングしているとした上で、「できることを全てやっている」と記者団に伝えた。
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