国際宇宙ステーションに中国の宇宙ゴミが衝突するおそれ

中国の気象衛星の破片が12日に国際宇宙ステーション(ISS)に接近することから、ロシアの国営宇宙開発企業「ロスコスモス」が危険レベルの研究を行っている。同企業のプレスサービスで発表された。
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発表によれば、「中間報告によれば、宇宙機器『風雲1号C(FENGYUN-1C)』の破片が、11月12日の早朝4時頃(モスクワ時間)に国際宇宙ステーションに接近する」とされる。
中国の気象衛星「風雲1号C」は2007年に中国の対衛星兵器の実験中に撃ち落とされた。
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通信社「スプートニク」にロケット・宇宙分野の情報筋が伝えたところによれば、ロシア航空管制センターは、10日の夜に中国の宇宙ゴミからISSを回避させる操作を行う可能性があるという。
情報筋は、「ステーションの高度を1.2キロ上昇させる可能性があり、その際、補給船『プログレスMS-18』が使用されることになる」と語った。
同情報筋によれば、操作は、先日打ち上げられた宇宙船「クルードラゴン」のドッキング(モスクワ時間11月12日3時10分を予定)を妨げないように前もって行われる。このことは、宇宙旅行者が搭乗する「ソユーズMS-20」の12月の打上げと着陸には影響しない。
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