ロシア科学アカデミー細胞学研究所のオリガ・オストロモワ主任研究員によれば、感染症の病原体が付着する人の細胞表面でタンパク質をブロックする製薬が新型コロナウイルスの感染拡大を抑制することに役立つという。研究者らは、新型コロナウイルスの「武漢」種とサルの細胞で実験を行った。研究の中で研究者らは20種のアルカロイドをテストしたが、もっとも効果があるのがピパリンであることが示された。
同主任研究員は、ピペリンの影響のもとでウイルスの外被は人の細胞膜と融合する能力を失い、これらの細胞に感染が浸透することはないと指摘する。こうして新型コロナウイルスはそれ以上感染拡大することがなくなる。
研究されたアルカロイドは、新型コロナウイルスの予防と治療のためのサプリメントの基礎を形成できると強調されている。
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