中国共産党、「歴史決議」を採択 40年ぶり

中国共産党の「第19期中央委員会第6回総会(6中総会)」は11日、結党100年を迎えた党の歴史を総括する「歴史決議」を採択し、閉会した。歴史決議の採択は習主席は毛沢東と鄧小平の時代に採択されて以来、40年ぶり。NHKが報じた。
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6中総会は今月8日から北京で開かれ、習近平指導部をはじめ、党幹部300人以上が出席した。
「歴史決議」の詳しい内容は明らかになっていないが、総会後に発表されたコミュニケ(声明書)では、党創立100年の歴史を振り返り「偉大な歴史的精神と政治的な勇気で強い責任を持ち、長い間解決したくてもできなかった難題を解決してきた」などと指摘。
そのうえで、党による統治の正当性を「先進国が数百年かけて行った工業化の過程をわずか数十年で成し遂げ、経済の急速な発展と社会の長期的な安定という2つの奇跡を生み出した」と強調した。
歴史決議を行った指導者は、毛沢東、鄧小平に続き習主席が3人目。今回の決議は、長期政権を目指す習主席の権威を高める狙いがあるとみられている。
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