米中、気候変動対策の活性化に関する共同宣言に署名

米国と中国は気候危機の克服に向けた取り組みを活性化することを定めた共同のグラスゴー宣言に署名した。中国政府の解振華特使(気候変動問題担当)が明らかにした。
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国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の枠組みで開催された記者会見の場で中国の解特使は、米国と中国が2020年代において気候変動問題の解決に向けた取り組みを活性化させることを定めた、共同のグラスゴー宣言に署名したことを明らかにした。
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特使によると、中国と米国は2021年の年明け以降、30回以上にわたってバーチャル協議を開催してきたほか、中国、英国でも対面協議を実施してきたという。特使は会見で、共同宣言の署名にこぎつけたことに達成感を示した。
宣言には気候変動問題に関するパリ協定の目的達成に向けた具体的措置が盛り込まれているという。特使によると、両国は現状の努力とパリ協定で定められた目的の間には決定的な差があることを認識し、両国の特殊性を踏まえて努力と協力を共同で強化し、グリーンで脱炭素のエネルギーシステムに移行することを加速化させる。
その上で特使は気候変動との戦いに向けて米国との対話と協力を継続する姿勢を示した。また、中国政府はメタンの排出量削減に向けた国家計画を用意しており、この分野における共同研究に貢献する姿勢を示している。
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