競売にかけられたのは、ダイヤモンドで縁取りされた26.8カラットのサファイアのブローチと、ローズカットダイヤモンドで縁取りされた6.69カラットと9.36カラットのステップカットサファイアのイヤリング。
かつてこれらのジュエリーは、ロシア皇帝ニコライ2世のおば、マリヤ・パヴロヴナ・ロマノヴァが所有していた。このイヤリングとブローチは、1917年にマリヤ・パヴロヴナの友人だった英国の美術商、アルバート・ヘンリー・ストップフォードによって密かにロシアからロンドンへ運ばれた。
マリヤ・パヴロヴナはそれから2年後にロシアを去り、1920年にフランスで死去し、宝石を手にすることはできなかった。マリヤ・パヴロヴナは1920年7月にフランスのパリに到着したが、重い病気を患っており、数か月後に亡くなった。
関連ニュース