新型コロナウイルス

インド製新型コロナワクチン「コバクシン」の有効性は77.8%=ランセット

インドで開発された新型コロナウイルスワクチン「コバクシン」は、第3相臨床試験で77.8%の有効性を示したことが分かった。この試験に関する論文が、学術誌「ランセット」に掲載されている。
この記事をSputnikで読む
論文では、以下のように述べられている。
「2回目の接種から14日以降に新型コロナウイルスに感染した場合の重症化リスクに対する有効性は77.8%。また、限られたデータに基づく重症度リスクに対する有効性は93.4%。無症状の感染者に対する有効性は63.6%。予備的解析では、デルタ株に対して65.2%の有効性が確認された」
論文によると、この試験はインドで2020年11月から2021年5月にかけて18歳から97歳までの2万4419人を対象にして行われた。このワクチンに関連する死亡例や望ましくない現象は報告されていないという。
インドで約90人が不治のウイルスに感染
研究者らは論文で、コバクシンの2回目投与から2週間後に「持続的な抗体反応が誘導される」と述べている。
インドは依然として、新型コロナウイルスの累計感染者数が世界で2番目に多い。インド保健省の最新情報によると、昨年3月に同国でパンデミックが発生して以来、累計感染者数は3440万人を超えた。3380万人以上が回復し、46万2000人超が亡くなった。
関連ニュース
日本の研究者が解明 新型コロナのパンデミックの長期化が精神面に与える影響
V is for Victory:「スプートニクV」の開発者、ワクチン接種でパンデミックの連鎖反応を断ち切ろうと呼びかける【動画】
コメント