地元の人々がこのペンギンを海岸で発見し、専門家に連絡した。海岸に駆けつけた専門家は、南極にしか生息しないペンギンが目の前にいることに衝撃を受けたという。
同局によると、そのペンギンは約3000キロを泳いできたことから、ひどい脱水症状を起こし、お腹をすかせていた。そのため獣医師らは、ペンギンが自力で南極に戻れるように水分と魚の「スムージー」を与えた。今後は、ニュージーランドにある半島の安全な海岸から放たれる予定。
専門家らは、南極に生息するペンギンがニュージーランドにやってきたのは、気候変動の影響ではないかとみている。過去に同国の海岸でペンギンが目撃されたのは、1962年と1993年の2回。
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