前澤氏は宇宙服の自力着用ビデオを公開。まず胸元に開いている大きな穴から宇宙服に入っていき、足を入れた後、手を袖に通し、真空ヘルメットを頭の上から被せ、固定した後、ゴムベルトで締めながら、服の内部の真空化に取り掛かった。それから前面のストラップを締めるところで、その作業を編み上げ靴を履くことと比較した。
「これ、靴紐みたいになっているんですけど、ドクター・マーチンみたいに。こういう感じで靴紐みたいに締めていきます」前澤氏は宇宙服の腹部のストラップを紐で締めながらこう説明した。
最後に服のすべてのファスナーをしめて、ポータブルの空気循環用のホースをつないで、スイッチをONにした。
ビデオの最後で前澤氏は今度は宇宙服の脱ぐ手順を披露した。
ロシア国営宇宙企業のロスコスモスは、日本の前澤友作氏と平野陽三氏が、宇宙船「ソユーズMS-20 」に宇宙旅行者らを載せて、国際宇宙ステーション(ISS)まで送り届ける役のロシアのアレクサンドル・ミスルキン宇宙飛行士とともに、宇宙飛行への健康診断に合格したことを発表した。
前澤氏の乗り込む宇宙船ソユーズMS-20はロケット運搬装置ソユーズ2.1а は12月8日、バイコヌール宇宙基地から国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられる。宇宙船にはロシアのアレクサンドル・ミスルキン宇宙飛行士とともに前澤友作氏と補佐役の平野陽三氏が乗船する。宇宙飛行期間は12日間の予定。
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