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気候変動がマルハナバチの存在を脅かす

科学者たちは、気候変動がマルハナバチの食生活に影響を与えていることを発見した。トマト、ブルーベリー、ピーマン、ジャガイモなど多くの栽培植物がマルハナバチの受粉に依存している。科学者らの論文は学術誌「Microbial Ecology」に掲載されている。
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論文には、気候変動がマルハナバチの餌となる花蜜の微生物バランスに影響を与えていることが書かれている。このためマルハナバチの健康が脅かされ、さらには新鮮な農産物の供給にも影響が出てきている。温度がわずかに上昇しただけで微生物の代謝が促進されて繁殖の速度が速くなり、花蜜に含まれる糖分をより多く吸収するようになる。
実験室ではマルハナバチの味の好みを調べるため、無菌状態のものから、低温や高温の環境下に置かれ、微生物が含まれているものまで、数種類の花蜜が用意された。
その結果、マルハナバチは糖分が少なくても、ある一定量の微生物を含む花蜜だけを好み、逆に雑菌の多い花蜜も、無菌状態の花蜜も受け付けないことが明らかになった。科学者たちは、バクテリアや酵母がマルハナバチの糖分の消化を助けているか、あるいは微生物がマルハナバチの健康に有益な代謝物を生成しているのではないかと予想している。
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