論文の著者、スウェーデンのルンド大学(スウェーデン)のヤン・デ・マリニス准教授は、「血中のフォリスタチン濃度が高ければ、年齢、肥満度、血糖値、食事、運動量などの他の危険因子に左右されずに最長で19年前に糖尿病の発症を予測できることがわかった」と述べている。今回の研究で、フォリスタチンが脂肪組織での脂肪分解を促すことで肝臓に脂質が蓄積されることがわかった。これがインスリン抵抗性やメタボリックシンドロームを伴う非アルコール性脂肪性肝疾患のリスクを高めてしまう。関連ニュース