セオドア・コンラッドは1969年、勤務先の銀行から21万5000ドル(現在のレートで160万ドル、約1億8200万円)を盗み出した。金曜日の夕方、コンラッドは紙袋を持って銀行から出た。窃盗が明らかになったのは、それから数日後だった。
コンラッドは50年以上にわたり、警察の手を逃れ続けていた。
窃盗事件から3カ月後、コンラッドはハワイのあるホテルのバーで夫婦と話をしていたことがわかった。夫婦はTVチャンネルの報道で、話をしたのがコンラッドだったことを知ったという。
コンラッドは、1970年からトーマス・ランドールという名前でボストン郊外に住んでいた。コンラッドが新しい名前で作成した文書を調べたことで、痕跡を見つけることができた。
なお、コンラッドに責任を問うことはできなかった。今年5月、コンラッドはがんで死亡していた。
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