北朝鮮、中国との貿易再開のために鉄道輸送用の施設建設?衛星画像

北朝鮮は、自国の国境近くの空軍基地を鉄道コンテナ輸送用の施設に改造しており、アナリストらはこれが中国との貿易再開につながる可能性があるとの見方を示している。フィナンシャル・タイムズが、戦略国際​​問題研究所(CSIS)の衛星画像をもとに報じた。
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北朝鮮は、中国における新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国境と航路を閉鎖し、人道支援物資の供給も中断された。
フィナンシャル・タイムズは「北朝鮮は自国の国境近くの空軍基地を鉄道で輸送されるコンテナを消毒するための施設に改造しており、アナリストらは、これが中国との貿易再開につながり、経済的圧力が北朝鮮を核交渉のテーブルに復帰させるかもしれないという米国の期待が裏切られる可能性があるとの見方を示している」と報じた。
衛星画像は、北朝鮮北西部の中国との国境近くにある義州郡での建設計画を示している。北朝鮮当局が輸入品を消毒する法律を承認した後の3月に作業が開始されたという。
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CSISのビクター・チャ氏は、北朝鮮は新型コロナウイルスが国内に入り込むことを恐れているとし、施設をつくろうとする努力は、せめて何らかのレベルで貿易を再開したいという北朝鮮の願望を示していると指摘した。
韓国の聯合ニュースは今月、北朝鮮は、新型コロ​​ナウイルスのパンデミッによって閉鎖された中国との国境開放や、鉄道による貨物輸送の再開に向けた準備の最終段階にあると報じた。
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