同氏によれば、100年後には人々は宇宙コロニーで生まれることになるが、ベゾス氏は類似した例として、ユネスコの生物圏保護区に指定されている米国北西部のイエローストーン国立公園を挙げ、宇宙に移転した人間はイエローストーン公園を訪れるように地球へのツアーに出かけるようになるだろうと語った。同氏の演説内容をインディペンデント紙が報じた。
人類の新しい住空間は、円筒形の浮遊宇宙都市となる。それぞれの宇宙基地は100万人規模を収容し、「河川や森林、野生の自然」が存在する。ベゾス氏はこのように人類の未来をイメージしている。
ベゾス氏は演説の中で、「地球は一定程度の生命を維持することができ、その規模は100億人規模と言われる。私たちは、いかに人類を発展させ、地球を滅ぼさないかについて考えるため、とても尽力しなければならなくなる。太陽系は、1兆人を養うことができるだろう」と強調した。また、同氏は、将来的に地球では誰が暮らすのかといった問題を誰が解決するのかについて自身の意見を述べることはなく、「富と地位がもたらす特権の行使の可能性」についてだけ語った。
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