警察にテロの通報が入ったのは現地時間で11月14日10時59分。通報を受けてパトカー、消防車、爆弾処理班が現場に駆け付けた。地元のフィル・カリガン消防長によれば、火災発生時刻は11時で、タクシー内では2つの爆発装置が作動している。
リバプールのジョアン・アンダーソン市長は、タクシーの運転手は「英雄的行為」で「無残なカタストロフィー」の発生を食い止めたという声明を表した。タクシーの運転手は客が爆破装置を所持していることに気づき、車外に飛び出し、装置が作動する寸前にドアをロックすることに成功した。運転手は外傷と火傷を負って、病院に搬送されたが、容体は安定している。
事件の起きた11月14日は英国では戦没者追悼の日(11月の第2日曜)が営まれており、11時には2分間の黙とうが宣言される。テロ事件は11時になる寸前に起こされている。テロの2時間後、リバプール地区の公園では「テロ防止法に従い」、21、26、29歳の3人の男が警官につかまっている。
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