ジョンソン首相は英議会で次のように発言した。
我々に出来る事は、ウクライナ、ポーランドいずれの国境においても過ちを犯すことの代償は途方もないことを理解させることだけである。私の感覚では、皆さんは賛同してくれると思うが、何かを軍事的アバンチュールでもって獲得できると考えることは悲劇的な、クレムリンにとって実に悲劇的なものとなる。
先に英国とウクライナの防衛大臣らは共同声明を発表した中で、ロシアを敵に回す意図はないと表明しつつも、ウクライナとの国境付近における軍事活動の活発化に懸念を表明していた。
ジョンソン首相はウクライナの主権を完全に擁護する立場に立つものの、それはロシアを敵に回すためではなく、「民主主義と自由に対する忠誠」を表明するためであると主張していた。
また英紙ミラーが消息筋による証言をもとに報じたところによると、英国はロシアが軍事侵攻を予定しているという懸念から、ウクライナに最大600人規模の特殊部隊を派遣する用意を示している 。これに対し、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はロシアがあたかもウクライナへの侵攻を計画しているという主張は荒唐無稽であると表明していた。またロシア側はウクライナ国内における紛争の当事国ではないと一度ならず主張してきた。
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