IOCは2年をかけて250人以上のアスリートやその他の関係者と協議し、新コンセプトの10項目を策定した。コンセプトは2015年に施行されたガイドラインに代わり、北京五輪後に適用される。
新コンセプトには「いかなる選手も性別による不公平な優位性を理由に競技から排除されるべきではない」と明記された。ただし、選手の出場カテゴリーの決定やトランスジェンダーの選手が過度に有利であるかどうかの判断については、IOCは各国際連盟に委ねるとしている。
スカイスポーツは、IOCの新指針は旧来の実践をはずれ、出場権を得るためにトランスジェンダーの選手にテストステロン(男性ホルモン)のレベルを標準以下に維持することはこれ以上、要求されないと指摘している。
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