新型コロナウイルス

サイエンス誌-米国研究者が患者第1号を特定、新型コロナの研究所発生説を否定

米国の研究者グループが新型コロナが発生した可能性がもっとっも高い場所は、武漢市の市場と考えることができると結論付けた。
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また、研究者らは、はじめて感染したのは海産物を販売していた女性で、彼女に病気の症状が現れ始めたのが2019年12月11日であることを明らかにした。以前、初の感染者は、41歳の男性と見られていたが、彼は同市の市場とはなんの関係もなかった。
しかし、最新の調査では、この男性に新型コロナの感染症状が現れたのは12月16日であり、最初の症状は歯科に関連したものであった。
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ワシントン・ポスト紙によれば、調査に参加した進化生物学者のマイケル・ワロビー氏は、ウイルス感染の法則性は、市場以外の他の発生場所で説明することはできないと指摘。また、研究者らは、新型コロナウイルスは人獣共通感染症を起源としたもの、つまり、動物から人に感染したと予想した。
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長はこれより前、新型コロナウイルスの起源について人工的発生も否定できないとの見解を示していた

研究所から発生?

この間、コロナウイルスの人工的起源説は積極的に検討がされている。
英国のアンガス・ダルグレイス教授とノルウェーのウイルス学者バーガー・ソーレンセン氏は、中国の研究者らが新型コロナウイルスを創り出し、その後、「痕跡を消そう」としたと確信している。両研究者によれば、武漢の研究者らは、人間の細胞でウイルスが早く増殖するため、より感染力の強い自然起源のウイルスを創り出したかったのだという。そのためにウイルスに新しい「スパイク」が結合された。こうした操作については、ダルグレイス氏とソーレンセン氏が新型コロナウイルスの「スパイク」で発見した4種のアミノ酸からなる配列が証明している。この配列がウイルスで自然発生するとは考えにくい。
ステファン・キー博士とバークリー市のカリフォルニア大学物理学者のリチャード・ミュラー教授は、コロナウイルスに遺伝子的痕跡を発見したが、これらは自然のウイルスにはないものだと強調した。専門家らは、新型コロナウイルスでCGG-CGGの組み合わせの遺伝子配列を発見した。研究者らはしばしばこの組み合わせをウイルスの感染と致死率を強めるために活用している。
中国は、オープンな立場を維持し、コロナウイルスの発生原因の究明で協力する用意があると繰り返し強調した。
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