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JAXA 宇宙飛行士新規募集

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は公式サイトで19日、宇宙飛行士の新規募集を12月20日から開始することを発表した。今回募集の宇宙飛行士は月面探査に参加することが想定されている。応募の受付は2022年3月4日まで。4回の試験を経て合格者を2023年3月に発表、その後訓練が開始される。
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JAXAは今回の募集では「4年制大学卒業以上(自然科学系を専攻)」の条件を撤廃。文系でも応募可能とした。「自然科学系分野での3年以上の実務経験を有する」としてきた条件のうち、分野の指定を外した。要件緩和の理由として、月面探査では様々な学歴の専門家が必要とされる可能性があるため、とされている。
応募できるのは身長149.5から190.5センチの男女。過去の募集にあった体重制限は今回は外されている。身体障害者も視力と聴力が条件を満たしていれば応募できる。

現在、JAXAの宇宙飛行士は7人でその平均年齢は52歳。月面探査が本格化する2030年頃には、7人のうち5人は退職年齢を迎え、残るのは2人のみという状況だ。
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2019年春、米国航空宇宙局(NASA)は有人月面探査「アルテミス計画」を発表。日本も2019年に同計画に参加することを発表している。
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