行方不明の中国プロテニス選手 WTAは中国から事業撤退も

女子テニス協会(WTA)は中国のダブルス元世界ランク1位の彭帥(ほう・すい)選手の状況がはっきりしなければ中国でのトーナメント開催から撤退する用意があることを明らかにした。同選手はSNSに中国共産党幹部だった張高麗元副首相から性的関係を強要されていたという内容を投稿、それ以降2週間近く消息が確認できないでいる。
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CNNはWTAのスティーブ・サイモン会長の発言として「中国から事業を撤退し、それに伴うあらゆる困難にも対処する用意がある。これは事業よりも大事なことだ。女性は敬わなければならない。検閲の対象ではない」と伝えた。
彭帥選手は今月2日、中国版SNS「Weibo」に張高麗元副首相から性的関係を強要されていたという内容を投稿。同選手によると関係は最近まで続いていたという。
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その後、同投稿は削除され、「彭帥」「張高麗」の名前もブロックされている。また検索でも「テニス」に対する結果は出てこない。
中国国営テレビCGTNは17日、同選手がWTA会長にメールを送り、元首相への中傷に関する情報を否定したと報じた。
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