2020年3月にイタリア国内でロックダウンが発令された際、デ・ルカ知事は政府の要請に従わない市民に対し、「炎」の批判を浴びせた。
卒業パーティーを開催したいという希望者から連絡をよく受ける。ならば我々は、火炎放射器を装着した部隊を派遣しよう。卒業パーティーだって? 2ヶ月後、3ヶ月後、4ヶ月後にでもやるがよろしい。
このように知事はビデオメッセージの中で発言していた。
デ・ルカ知事は17日、ワクチン接種を未だに拒否する市民に対し、規制強化に踏み切る可能性があるかについて質問を受けると、「火炎放射器は使ってしまったから、あとはナパーム弾しかない」と冗談を交えながらコメントした。
イタリアではワクチン接種を受けていない市民のみを対象にロックダウンを発令する方向へ対策の見直しが進められている。デ・ルカ知事も同様の転換を支持しており、「ワクチン接種を受けていない人が、責任感を発揮してワクチン接種を受けた人と同じ権利を持たないことは完全に明白だと思う」とコメントしていた。
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