タプシガルギンはセリ科の植物のThapsia garganteaを有効成分とする、広域なスペクトラムの抗腫瘍剤および抗ウイルス剤であることが報告されている。この薬剤は、「風邪型」コロナウイルス、呼吸器系シンシアルウイルス(RSV)、A型インフルエンザウイルスの主に3種類のヒト呼吸器系ウイルスに対する自然免疫反応を活性化することが知られていた。実験室での試験では、タプシガルギンは1回の服用で少なくとも48時間、細胞内の複製ウイルスを防いでいる。関連ニュース