がん予防のためのサプリメントの潜在的な利点を特定する実験が行われ、3万5000人以上が参加した。しかし、一部のサプリメントは、がんを予防するのではなく、がんを引き起こしたため、実験は突然中止された。
実験結果は、セレンについて、最初から体内のセレンレベルが低かった人にとっては危険ではないことを示した。一方、セレンレベルが高い人は、追加摂取によって前立腺がんを発症する可能性が91%増加したという。
シアトルにあるフレッド・ハッチンソンがん研究センターのアラン・クリスタル博士は、セレンとビタミンEを組み合わせて接種するのをやめるようアドバイスした。この組み合わせは、証明されたメリットをもたらすことはなく、その反対に、体に重大なリスクを引き起こすという。
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