開発の中心は重度障害者用意思伝達装置のCognixion One。これはARヘッドセットとブレイン・マシン・インタフェースで構成されている。
ヘッドセットが視覚信号を分析し、同時にニューラルインタフェースは神経信号を読み取って解釈し、ヘッドセットに送り返す。開発者によると、ヘッドセットは状況を「読みとって」、必要に応じて音声をミュートし、コミュニケーション手段をスクリーン上のテキストに切り替えたりすることができる。
また、Cognixion Oneと並行し、より効果的なコミュニケーションの実現のために、各人のコミュニケーションスタイルに合わせた、機械学習による言語システムの開発も進められている。
Cognixion Oneは、Wi-FiまたはUSBケーブルでパソコンやスマートフォンに接続でき、4G接続により自律的な動作ができる。身体や神経に障害を持つ人々はこのデバイスで周囲とコミュニケーションをとることができる。
Cognixionはすでに1200万ドルの投資を受けており、デバイスはテスト段階にある。
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