新型コロナウイルス

オーストリア全土でロックダウン開始

オーストリアでは新型コロナウイルスの感染拡大により、22日から全土でロックダウンが実施される。
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オーストリア政府は、新型コロナウイルスワクチンの未接種者を対象に11月15日より外出制限措置を導入した。
ところが、ワクチン接種のペースはわずかに加速しただけで、感染率は日々増加し、集中治療室への入室が必要な重症患者も増加傾向にある。こうした状況を受け、政府は全土を対象としたロックダウンの実施を決定した。
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今回のロックダウンでは、食料品店や薬局、銀行、郵便局を除いて、ほとんどすべての施設が営業を禁止される。通勤や生活必需品の調達、運動を除いた不要不急の外出は禁止となる。学校は閉鎖しないが、政府は保護者に対し可能な限り子どもを自宅待機させるよう求めている。
政府によると、ロックダウンは最長で20日間導入され、12月13日にはワクチン接種完了者については確実に終了するものの、ワクチン未接種者に対しては制限が残る可能性がある。さらに、シャレンベルク首相は19日、2022年2月から全国でワクチン接種を義務化する方針を明らかにした
ワクチン接種義務化の方針が発表されたことを受け、首都ウィーンでは20日、これに反対する大規模な抗議デモが行われた。約4万人が参加したとされている。
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