彭さんはバッハ会長に無事だと伝えたが、プライバシーを尊重するよう求めた。彭さんは北京の自宅に住んでおり、今は友達や家族と過ごしたいとした。また、テニスを続けるつもりだと語った。
ビデオ通話での会話には、IOC選手委員会のエマ・テルホ委員長と中国IOC委員の李玲蔚(リ・リンウェイ)氏も参加した。
バッハ会長は、北京入りする2022年1月に、彭さんを夕食に招待した。彭さんも同意したという。
11月上旬、彭帥選手は中国のSNS「微博」に投稿した中で、張高麗前副首相を批判した。投稿の中で選手は性的行為の強要に加え、数年間にわたって不倫関係を強いられていたと非難した。この投稿はすぐに削除され、選手のアカウントは中国のインターネットやSNSから消えた。その後、選手とは連絡が取れなくなっていた。
中国国営テレビCGTNは17日、彭さんが女子テニス協会(WTA)の会長にメールを送り、元副首相への中傷に関する情報を否定したと報じた。
WTAのスティーブ・サイモン会長はメールについて、実際に彭さんが書いたものなのか疑問視した。
関連ニュース