アフガンの金融システム崩壊で、移民危機の可能性=ロイター通信

国連は、アフガニスタンにおけるローン返済不能者の増加、預金の流出、現金の流動性不足を指摘し、アフガニスタンの金融システムは崩壊の瀬戸際に追い込まれたため、同国の銀行を支援するよう呼びかけた。ロイター通信が報じた。
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ロイターによると、一連の財政問題により、アフガニスタンの銀行システムは数ヶ月以内に崩壊するおそれがある。国連の予測によると、その場合、世界では難民が増加し、移民危機が起こる可能性がある。
また国連の報告書によると、アフガニスタンの銀行は、タリバンが同国の権力を掌握した後、外国支援の大部分が急に停止した影響を受けた。支援停止の結果、アフガニスタン経済は揺らいだ。数十億ドルのアフガニスタンの資産が外国で凍結され、銀行は市民が口座から預金を引き出すための制限を設けなければならなくなった。
元アフガン政府官僚ら 存在しない30万人の「ゴースト・ソルジャー」でマネーロンダリングしていた
アブダッラー・アル・ダルダリ国連開発計画(UNDP)アフガニスタン常駐代表はロイター通信に「銀行セクターを支援するのであれば『タリバン』を支援しないことを確信する方法を見つける必要がある」と述べた。
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