中国国家統計局が公表した最新年鑑によると、2020年、人口1000人当たりの出生数を示す出生率は8.52となり、初めて1桁台を記録した。
また、出生数が死亡数を上回る「自然増」は数十年で最低水準に、出生率から死亡率を差し引いた「自然増加率」も、多数の餓死者が出た大躍進政策(1958年~1961年)の時期を除いて過去最低となった。
出生率の低下の背景として、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で婚姻数が減少したことなどが挙げられており、今後、国内の人口は減少に転じることが予測されている。
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