新型コロナウイルス

ドイツ コロナ感染者、ワクチン未接種者の安楽死を禁止へ

ドイツの安楽死協会は、新型コロナウイルスの感染者またはコロナウイルスのワクチンの未接種者に対しては、これから先は安楽死の処置を禁ずることを決めた。同協会は、禁止の理由のひとつとして、これが原因で感染がさらに拡大する恐れを指摘している。
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これから先、コロナウイルス感染に関して安楽死が許可されるのは、ワクチンを接種した人か、コロナ感染からの回復者にした人に限定される。
ドイツ安楽死協会は「安楽死とそれへの準備は死を決めた人たちの責任を必要とするが、(死にゆく人の)傍らに人が付き添うことも必要とする」とし、コロナウイルス感染者が安楽死を選択する場合、ウイルスは死体からも感染する危険性がある以上、協会としては付き添い人の感染の可能性を危惧すると発表している
欧州では少なくともチューリッヒ(スイス)とハンブルグ(ドイツ)の2都市でコロナウイルスに関して同様の制限を設けている。
ドイツで独憲法裁判所によって安楽死の権利が認められたのは、2020年2月になってから。
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