演説中に突然遊園地の話を始めた英ジョンソン首相 保守党員は能力を不安視

英国の与党である保守党は、ボリス・ジョンソン首相の行動に不安を募らせている。英紙ガーディアンが伝えている。保守党の議員らは、ジョンソン首相が英国産業連盟(CBI)での会議の演説中に原稿をどこまで読んだか分からなくなり、その際に最近訪れた遊園地「ペッパピッグ・ワールド」について話したことで首相としての能力を疑っている。
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同紙によると、多くの保守党員はジョンソン首相のこの行動を「めちゃくちゃ」なものだと受けとめており、ジョンソン氏が党内で信頼を徐々に失っていることを否定していない。また、一部の保守党議員は明確に失望感を表している。
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CBIの会議に出席したジョンソン氏は、演説中に原稿をめくりながら自分がどこまで読んだのか分からなくなった。そこで21日に訪れた英ハンプシャーにある遊園地「ペッパ・ピッグ・ワールド」について話し、スピードを出して走る車の音まねもしたという。また気候変動対策のためのビジネス投資を支援する計画については、自らをモーセに例えた。
このジョンソン首相の演説には、政治家だけではなく、ビジネスマンも動揺した。英国の中小企業連盟のマイク・チェリー会長は、演説だけではなく、最近の当局の決定を見ていると、政府が迷走しているのではないかと思ってしまうと語っている。
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