同紙によると、多くの保守党員はジョンソン首相のこの行動を「めちゃくちゃ」なものだと受けとめており、ジョンソン氏が党内で信頼を徐々に失っていることを否定していない。また、一部の保守党議員は明確に失望感を表している。
CBIの会議に出席したジョンソン氏は、演説中に原稿をめくりながら自分がどこまで読んだのか分からなくなった。そこで21日に訪れた英ハンプシャーにある遊園地「ペッパ・ピッグ・ワールド」について話し、スピードを出して走る車の音まねもしたという。また気候変動対策のためのビジネス投資を支援する計画については、自らをモーセに例えた。
このジョンソン首相の演説には、政治家だけではなく、ビジネスマンも動揺した。英国の中小企業連盟のマイク・チェリー会長は、演説だけではなく、最近の当局の決定を見ていると、政府が迷走しているのではないかと思ってしまうと語っている。