スペインで30年前に水没した村落が水の中から出現

1992年に当局によって水没させられたスペインのアセレド村が水の中から出現した。デイリー・メールが報じた。
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報道によれば、1968年にスペインとポルトガルの間でリンドソダムの建設のためにリマ川全域を使用するという合意が結ばれた。これにもとづき、沿岸の村落が水没することとなり、地域住民は移住することとなった。
村人たちには移住費用が提案されたが、大多数は家を離れることを拒否し、抗議のハンガーストライキを行った。
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水没したアセレド村の朽ちた自動車

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水の中から姿を現したスペイン・アセレド村の廃墟

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アセレド村の住民が残していった物品

しかし、住民の51%が移住に同意したことから、残りの村人たちも水没の前に立ち去るしかなかった。その後、村落は水の底に姿を消した。
かつて村落には全部で70件の家が建っていて、約120人が暮らしていた。
ダムの貯水量が少なくなると、水面に住居や他の建物の跡が姿を見せる。ほとんどの建物の壁は水で崩壊しているが、一部の建物はかつてと同じ姿を保ち、見る人を驚かす。
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