新型コロナウイルス

新型コロナによる死亡リスクを4倍に高める精神疾患

統合失調症の患者は新型コロナウイルスによる死亡率が4倍高いことが、米国テキサス大学の研究者らによって明らかとなった。他の精神疾患も死亡リスクに関係している。詳細について研究者らが学術誌『JAMA Network Open』で発表した。
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専門家らは、250万人超の米国人のデータを分析した。そのうち2万6600人が気分障害を患っており、1万8500人が不安障害、3350人が統合失調症だった。
研究者らは、これらのグループと精神的に健康な患者らとの間で新型コロナ死について比較を行い、統合失調症の患者は、新型コロナによる死亡リスクが3.74倍高いことが判明した。新型コロナ感染者の8%が死亡している。不安障害では死亡率が2.39倍化し、気分障害では2.76倍高くなった。
睡眠の質と精神障害発症の関連性
しかし、研究者によれば、社会的接触が少ないため、精神疾患を患う人の感染リスクは健康な人よりも10パーセント低くなっているという。しかし、不安障害は例外で、感染リスクは5%増加している。
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