サンマリノ政府とラオス政府は「スプートニク・ライト」の使用を承認した。このワクチンは、ロシアの国立ガマレヤ研究所が開発したもの。発表によると、サンマリノで「スプートニク・ライト」は国内で使用されている、あらゆるワクチンのブースター接種用としても使用が承認されたという。
これまでサンマリノでは2度接種型の新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」の使用がすでに承認されていた。また、ラオスでも2021年3月に「スプートニクV」の緊急使用が承認されていた。
「スプートニク・ライト」は、「スプートニクV」と同じ成分の1回接種型新型コロナウイルスワクチン。「スプートニク・ライト」は、20カ国以上で承認され、さらに30カ国で承認手続きが進められている。
先にロシアのウラジミール・プーチン大統領は「スプートニク・ライト」によるブースター接種を完了したことを発表していた。
ガマレヤ研究所は、モスクワで2万8000人に「スプートニク・ライト」を接種したことに基づき調査を行い、接種から3カ月間の変異株「デルタ株」に対する有効性は70%との調査結果を発表した。また、スプートニク・ライトを接種した60歳未満での有効性は、75%超だった。
デルタ株に対する他のワクチンのブースター(追加接種)用に「スプートニク・ライト」を使用した場合の有効性は、ロシア製ワクチン「スプートニクV」のデルタ株に対する有効性に近くなる。「スプートニク・ライト」の感染予防効果は83%超、入院を防ぐ効果は94%超。
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