記者会見で松野氏は、「中国は透明性を欠いたまま継続的に高い水準で国防費を増加させ、核ミサイル戦力を含め軍事力の質量を広範かつ急速に強化しており、海空域における軍事活動等の急速な拡大・活発化などを踏まえ、我が国を含む地域と国際社会の安全保障上の強い懸念となっている」と述べた。
英紙フィナンシャル・タイムズは21日、米国防総省や情報筋の話として、中国が7月末に音速の5倍以上の速さで飛行する極超音速兵器(グライダー)から、ミサイルを発射する実験を行ったと報じた。
これについて専門家らは、敵のミサイル防衛システムを無効化するための電子的な対抗措置となるものではないかと推測している。しかし、専門家の間でも、物理的制約を無視して極超音速兵器からミサイルを発射させたことについてはまだ理解できないという。