読売新聞によれば、「笑い」が脳の認知機能改善とストレス抑制に効果があることが、今回の調査で明らかにされたという。調査では近畿大学医学部の心療内科部門が監修を行った。
1月から4月に浜松市で男女25人(40歳から65歳)に漫才コンビ「ミルクボーイ」の動画を試聴してもらい、その後、参加者の計算のスピードや記憶力などを比較した。その結果、漫才を試聴することで、脳の血流が2.7倍化し、集中力が向上、また、リラックスしたときに働く副交感神経の活動の上昇や心理的ストレスの指標とされる唾液中の消化酵素「アルファアミラーゼ」の活性化も抑制されたことが明らかとなった。
キリンホールディングは、今回の結果を日本ストレス学会や日本健康心理学会で報告するとともに、「笑い」に着目したサービスの開発に役立てたいとしている。
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