研究を指導したトマ・ブロンシュタイン氏は、「製薬『MesenCure』は炎症や肺炎に効果があり、コロナウイルスによって引き起こされたサイトカインストームや過剰な免疫応答を緩和させる」と強調した。
臨床試験の第2フェーズには、新型コロナで入院した重症患者50人が協力した。また、同じような数の患者が検査グループとして参加した。
報告によれば、製薬「MesenCure」が投与された最初の患者群の30人のうち、2人(6.7%)が死亡した。平均入院日数は9.4日だった。検査グループでは23%の患者が死亡し、平均入院日数は17.2日だった。
人間の骨髄や脂肪組織、その他のソースから抽出された細胞が製薬のベースとなっている。1人のドナーから得られる成分で4万5000回分の製薬が生産できるが、これは1万5000人の治療に十分な量となる。
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