中央アジア全土からテロリストがタリバンに合流

中央アジア各国から合わせて1万人近くのテロリストがアフガニスタンに移動し、イスラム主義組織「タリバン」に合流している。24日に発表された国連薬物犯罪事務所(UNODC)の報告書で明らかになった。
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24日にウズベキスタンの首都タシュケントに中央アジア5ヵ国(ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン)の関係閣僚が集まり、2022年から25年にかけて中央アジアで始まる新たな協力プログラムの署名式が行われた。ロシアはこのプログラムのドナー国となっている。
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このプログラムの紹介に向けて発表された国連の資料によると、8000人からおよそ1万人の人々が中央アジアからアフガニスタンに移動し、タリバン側やその他のテロ組織で戦闘しているという。
中央アジア5ヵ国はアフガニスタンと約2400キロにわたって国境を接しており、一部の地域ではテロ組織の移動を阻止できない状況にある。また、中央アジアでは人口の6割以上が29歳以下の若者であることから、過激派思想に影響を受けやすく、潜在的な危険を持っているという。
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