イラク航空、ベラルーシ行きの便を運休

イラク航空(Iraqi airways)は11月25日と27日に予定されていたベラルーシ行きの航空便をいずれも運休とした。イラク航空の消息筋が明らかにした。
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消息筋によると、25日と27日に予定されていたミンスク行きの便はいずれも運休になったという。運休となった理由について、消息筋は明らかにしなかった。イラクの首都、バグダッド発の便が欠航となった点については、ミンスクの空港でもアナウンスされた。
イラク航空機は18日、ベラルーシ経由で欧州連合への入域を目指していた移民、430人を載せ、ミンスクからバグダッドに到着した。

ベラルーシとポーランドの国境の移民危機

ベラルーシとポーランドの国境での移民危機は、2021年の春の終わりから続いている。5月26日、欧米諸国との関係の悪化に再び直面したベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は、欧米の制裁が原因で不法移民の流入を留める「資金も力もない」として、移民のコントロールを緩和すると表明した。
この発言後、ベラルーシへのシリア、エジプト、アフガニスタン、パキスタン、イエメン、イラン、ナイジェリアからの増便に刺激され、移民が大波のごとく押し寄せ始めた。移民らは10月中旬までの間は、ミンスク空港に到着次第、その場でベラルーシのビザが取得でき、そのあとはベラルーシの旅行会社が移民を受け入れ、宿泊、国境までの輸送を提供していた。
チェコ首相、ポーランドとベラルーシの国境に警察や軍の派遣を提案
11月8日、ベラルーシとポーランドの国境に集結した中東、アフリカからの移民が3000人を超えた時点で事態はエスカレートした。移民の大部分はEU圏入りを狙うクルド人。これに対してポーランド当局は国境警備を強化し、軍部隊を配置し、不法入国の阻止を図ったため、双方の間で度重なる衝突が発生した。
ポーランドとG7諸国は、ベラルーシがEU諸国との国境で作為的に移民危機を組織したと非難し、移民の搾取を止めよと要請した。ポーランドは、移民たちがベラルーシの特務機関に完全にコントロールされていると非難したが、ベラルーシはこれを否定し、EUと移民危機についての対話の用意があると表明している。
ベラルーシからポーランドへの不法越境の試みは2021年に入ってから、すでに3万4000件以上記録されており、そのうち6000件が11月に集中している。ポーランドは、東欧からの不法入国者がたどる移民ルートの形成は断じて許さないと表明した。消息筋によれば、ドイツもこれらの移民の受け入れを急いでいない。こうした中、厳しい冬を前に移民の一部からはこのままベラルーシに留まる可能性を求める声もあげられている。
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