新型コロナウイルス

WHO、新たな変異株を「懸念される変異株」に指定

世界保健機関(WHO)は26日、緊急会合を開き、南アフリカで発見された新型コロナウイルスの新たな変異株を「懸念される変異株」に指定することを決定した。スイス連邦公衆衛生局が発表した。
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スイス連邦公衆衛生局の声明は「最近発見された新型コロナウイルスの変異株B.1.1.529は懸念を呼んでいる。同変異株は、不安を引き起こしている他の変異株について科学的に明らかにされているよりも多くの変異を持っている。WHOは、この新たな変異株を懸念される変異株として評価した」と指摘している。
先に、英国の学者たちは、32カ所の変異を有した新型コロナウイルスの変異株がボツワナで発見されたことについて警告した。南アフリカなどで新たに確認された新型コロナウイルスの危険な変異株「B.1.1.529」の突然変異の多くは、感染力の強さやワクチン耐性を示しており、新型コロナウイルスの他のすべての変異株よりも多くの変化がスパイクタンパク質で起こっているという。
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ロシア連邦消費者権利保護・人間福利監督庁の中央疫学研究所のロシア人専門家カミル・ハフィゾフ氏は、新たな変異株B.1.1.529について、南アフリカの複数の地域で活発に広がっているため、非常に短期間で新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」に取って代わる可能性があるとの考えを示した。
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