ロシアで発生した炭鉱爆発事故、ローマ教皇が哀悼の意を表す

ローマ教皇はロシア中部のケメロヴォ州にあるリストヴャジナヤ炭鉱で発生した爆発事故を受け、犠牲者に哀悼の意を表した。炭鉱では現時点で51人の死亡が確認されている。炭鉱には爆発当時、285人の作業員が活動していた。
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バチカン市国国務長官のピエトロ・パロリン枢機卿がロシアのウラジーミル・プーチン大統領に宛てた電報には、次のように記されている。
シベリアの炭鉱で起こった、悲劇的な爆発について悲しみと共に知り、ローマ教皇は貴殿、並びにロシア国民に哀悼の意を表す。命を失った全てのもの、犠牲を嘆く全てのものに祈りを捧げることを約束する。
この悲劇を受けて、ケメロヴォ州は喪に服している。
現地時間で25日8時30分頃(日本時間で10時30分頃)、ロシア中部のケメロヴォ州にある炭鉱「リストヴャジナヤ」で発生した事故により、現時点で51人の死亡が確認された。そのうち5人は救助に向かった救助隊と見られている。救助隊は有害ガスにより中毒死した。事故当時、炭鉱では285人の労働者が活動していた。
現時点で事故の原因はメタンガスの爆発と見られている。作業員の多くは救出されたものの、具体的に何人の作業員が事故現場に取り残されているかについて情報はない。爆発の規模は激しく、炭鉱はこの爆発により大破したことから、爆心地から6.5キロは踏み込めない状況にあるという。
救助された作業員のうち、60人が入院したほか、12人が外来で治療を受けている。
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