ヨーロッパ プラごみからトイレをプリント

スペインのデザインスタジオ「ナガミ」が3Dプリンターを使い、ポータブル・トイレをプリントした。トイレ製造のために使われた材料はDezeenが報じた。
この記事をSputnikで読む
ゴミはプリンターのカートリッジでの中で溶かされ、3日間でポータブルトイレが完成。プラスチックごみの他にドアの材料として金属性のフレームも用いられた。トイレは便と尿を特別な容器に分別できる仕組みになっており、排泄物はトイレの設置された場所の土壌の堆肥になる。
ポータブル・トイレのサンプルはスペインのアビラ市にある3Dプリンターで作られ、スイスのアルプスの工事現場に設置された。ナガミ社は自社スタジオの3Dプリンターで製造されている複雑な構造物が近いうちにもより簡易なプリンターでも作れるようになると期待している。
このプロジェクトの創案者らは、世界のプラスチックごみの91%が未だにリサイクルされていないことから、この材料はどこでも入手が可能なことからこうしたポータブル・トイレは都市のスラムや移民のキャンプなど最も必要とされるところ最小限度の出費で製造できると指摘している。
関連ニュース
40年かけてゴミから家を建築した芸術家
研究者らが1年で分解するバイオプラスチックをスクラップから作成
コメント