趙報道官は、「オミクロン株の冬季五輪への影響については、予防と管理の面で確かに何らかの課題は生じるものの、中国が積んだCOVID-19の拡散防止と対策の経験のおかげで、冬季五輪は予定通り開催されると私は確信している」と述べた。
WHO(世界保健機関)はこれより前、緊急会議を開き、南アフリカで確認された新型コロナウイルスの新たな変異株B.1.1.529を「懸念すべき変異株(VOC:variant of concern)」に分類しギリシャ文字の「о(オミクロン)」と名付けた。世界医師会のフランク・ウイリアム・モンゴメリー会長は、「オミクロン」が危険性のうえでエボラウイルスに匹敵し、「デルタ株」のような感染力をもつ可能性があるとの懸念を表明している。現時点で「オミクロン」はアフリカ南部だけでなく、香港、ベルギー、イタリア、ドイツ、スイス、フランス、カナダ、ドイツ、オーストラリア、英国で確認された。
北京冬季五輪は、2022年2月4日から20日まで行われる。