新型コロナウイルス

日本 3回目接種がスタート オミクロン株発生も接種間隔は変更せず

日本政府の松野博一官房長官は記者会見で、新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種が1日から開始したと発表した。また、2回目から3回目までの接種間隔を短縮するかどうかについては、現時点のオミクロン株に関する情報を元に、接種間隔を変更するという判断はできないと述べた。
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会見で松野氏は、「新型コロナワクチンの3回目の接種については、予定していた通り本日から開始する。オミクロン株については、ワクチン・治療薬にどのような影響があるか、専門家や製薬企業の間で引き続き検証が進められており、現時点では不明であると承知している。政府としては、自治体と緊密に連携しながら、まずは本日から始まる追加接種に万全を期してまいりたい」と述べた。
日本では1日、3回目のワクチン接種が開始した。12月に接種できるのは、2回目の接種から8ヶ月以上経過した医療従事者104万人。2022年1月からは医療従事者200万人と高齢者や64歳以下の人など合わせて100万人が接種の対象となる予定。3月からは、企業や大学などで行う職域接種もスタートする。
2021年11月末、南アフリカ共和国で新型コロナウイルスの新たな変異ウイルスB.1.1.529が発見され、変異の種類が32と著しく多いことが確認された。世界保健機関(WHO)はこれをオミクロンと命名し、感染リスクが「極めて高い」ことから「懸念される変異株」に分類している。オミクロン株が既存のワクチンによる免疫を回避するかどうかは現時点では不明。ロシア国立ガマレヤ研究所、ファイザー、バイオエヌテックモデルナの各社はすでにオミクロンに対抗するワクチン開発に着手している。
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