新型コロナウイルス

韓国 オミクロン株を国内に初めて持ち込んだ感染者が特定

韓国は、新型コロナウイルスのオミクロン変異株を初めて同国に持ち込んだ感染者を特定した。韓国の朝鮮日報が同国の保健当局の発表を引用して報じた。
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朝鮮日報によれば、韓国の疾病管理庁は12月1日、ナイジェリアから仁川空港に到着した40代と50代の2人組がオミクロン株に感染していたことを確認した。
疾病管理庁によれば、2人はモデルナのワクチンを接種済で11月14日から23日の間、ナイジェリアに滞在。韓国へ帰国した25日の検査で陽性反応が出たことから、ふたりと同機の搭乗者全員の健康状態が調べられていた。ナイジェリア滞在のふたりと接触したさらに2人のうち、1人からは30日の時点でオミクロン株が検出されている。
韓国政府はオミクロン株の拡散を防ごうと追跡のためにターゲットグループを新たに設けた。文大統領はオミクロン株の潜入を阻止するため、国境におけるウイルス対策を強化するよう指示している。
2021年11月末、南アフリカ共和国で新型コロナウイルスの新たな変異ウイルスB.1.1.529が発見され、変異の種類が32と著しく多いことが確認された。世界保健機関(WHO)はこれをオミクロンと命名し、感染リスクが「極めて高い」ことから「懸念される変異株」に分類している。オミクロン株が既存のワクチンによる免疫を回避するかどうかは現時点では不明。ロシア国立ガマレヤ研究所、ファイザー、バイオエヌテックモデルナの各社はすでにオミクロンに対抗するワクチン開発に着手している。
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