メドベージェワは、昨年2020年の時点では大会出場を続ける気概は真剣だったものの、背中の問題からスポーツを離れざるをえなかったと語っている。
「背中が片側には回らないんです。ジャンプはね、痛みを感じずにちゃんと跳べるのはサルコウ。まぁ、それからトゥループもできるけど、いつもというわけではないわね。フリップとルッツは基本的には無理。身体的に跳べないですね」
こうした一方でメドベージェワは公式的な引退を宣言する気は今のところないとし、ファンが引退宣言を聞いたら重圧をかけてくるかもしれず、それに直面したくないと本音を明かした。
「フィギュアを捨てるわけじゃない…。今だって始終リンクの上にいる。この感覚は素敵だもの。ジャンプは跳べるけど、試合じゃなく、お芝居でね。友達、知り合いは私がフィギュアから姿を消すんじゃないかと心配していたけど、ほらね。そんなこと全然ないわよ。(大会出場には)呼ばれはしなかった、でも私、ちゃんとここにいるでしょ」
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