この試作機は4輪型で、日産車にも採用されている電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE技術」が搭載されている。
公開された映像では、試作機が細かい砂が敷き詰められた路面を走行すると、タイヤが砂に埋もれてしまう場面が映し出されている。そこで、技術者がe-4ORCE技術をオンにすると、タイヤの空回りが最小限に抑えられ、試作機は砂から脱出する。
映像では、この技術により月面ローバは「これまでたどり着けなかった場所へも行ける」との文言が入っている。
試作機のより詳細な仕様は、まだ明らかになっていない。日産は、2020年1月からJAXAとの共同研究に参加し、月面ローバの駆動力制御について共に研究を進めてきた。
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